休憩時間のマナー

効率を上げるために休憩して心身をリフレッシュさせるのは大切なことです。しかし、休憩しているのが自分1人だけとは限りません。周囲も自分も気分良く過ごすために、相手を気遣うことを忘れてはいけません。

休憩時間のマナー

大声で話さない

仕事中は私語ができません。その分、休憩時間に仕事のことやプライベートなことなどいろいろな話題で盛り上がりやすくなります。話が弾むほどテンションも高まっていくため大声になりがちです。しかし、話している本人はそれに気がついていません。休憩中はゆっくり静かに休みたい人もいます。そのような人にも配慮して大声で騒がないように気をつけましょう。

陰口や悪口はいわない

常に楽しい気分で仕事をしているわけではありません、時には怒りや不満を感じたり、納得がいかない場面に遭遇したりすることもあるでしょう。誰かに共感してもらいたくて周囲に自分の思いを話すこともあると思いますが、相手にとっては悪口や陰口と受け取られてしまう場合もあるので注意が必要です。自分では単に感じたことを伝えただけだとしても、言葉選びや態度によっては悪口だと思われ不快な思いをさせてしまうこともあるのです。看護師同士はもちろん、他部署や患者さんのことを話題にする時はポジティブな内容を話すようにしましょう。
休憩中はお互いがゆっくりと休めるように環境を整えなければなりません。しかし、いくら自分で注意していても周囲が悪口や陰口をいっている場合もあります。悪口をいわないように、と気をつけているにもかかわらず、同じ場にいたというだけで巻き込まれてしまうこともあります。また、悪口や陰口をコミュニケーションのひとつとして捉えている人もいます。そのような人がいる職場は悪口や陰口が多いのですが、自分だけ話さずにいると「あの人は何を考えているか分からない」と、悪口をいわないことを逆手に取られて、自分が悪口の対象になってしまうこともあります。
同じ職場にいるのに「悪口をいいたくないから」と話さずにいるのも無理があります。そのような場合はどのように人間関係を築いていけばいいのでしょうか。
悪口ばかりの会話は嫌だと思っていても同じ職場で働いている以上、どうしても話す機会はあります。だからといって、一緒に悪口をいってコミュニケーションを取るのは良い方法とはいえません。その場合は、悪口はいわずに会話を流すようにするといいでしょう。悪口に参加しなくても会話は成り立ちます。誰かが悪口をいったら、「そうなんですね」と相槌を繰り返し自分は話さないようにしましょう。
悪口以外の話題を提供するのもひとつの方法です。他に楽しめる話題があれば悪口に参加せずに済みます。もし途中で悪口に話題が移るようなら、自然に席を外すようにしましょう。

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