対処法
看護師として働くうえで休憩は必要なものです。「忙しいのに休憩をとって申し訳ない」と後ろめたさを感じることはありません。もし現在の職場で休憩がしっかりとれない状態ならその職場に問題があります。違う職場に転職しましょう。
しっかり休憩がとれる職場とは
休憩がとれない職場があるのは事実ですが、割合を見てみると休憩をしっかりとれる職場が全体の8割近くを占めています。決して休憩がとれない職場がスタンダードなわけではありません。休憩が十分にとれていないと感じているなら我慢せず、思い切って転職することをおすすめします。休憩がしっかりとれる職場の特徴を紹介しますので参考にしてみてください。
「ワーク・ライフ・バランスの実現に積極的」
近年、仕事とプライベートを充実させるためにワーク・ライフ・バランスの実現に取り組む職場が増えてきています。なぜなら雇用する側の病院には「職員の心と身体の健康を守ること」や「職員が健康管理を意識できるような環境を作ること」が求められているからです。
ワーク・ライフ・バランスがしっかりとれている職場は、休憩時間の確保だけではなく残業の削減や有給消化率の向上など、さまざまな対策にも取り組んでいます。プライベートの充実さは仕事のパフォーマンスにも影響を与えるため、ワーク・ライフ・バランスの実現に取り組んでいる病院は看護師にとって働きやすい職場であるといえます。
「職場の雰囲気が良い」
休憩がしっかりととれている職場では集中力が途切れることもないため、重大な医療事故を起こす可能性もゼロに近いでしょう。スムーズに仕事を終えることができるため、そのような職場で働いている看護師はみんな笑顔で穏やかな顔をしています。反対に、休憩がとれない職場は人手が少なく常に忙しいせいかピリピリしており、険しい顔で働いています。余裕がなくストレスが溜まっていることが表情に表われているからですが、そのような職場は雰囲気も良くありません。職員同士の連携も上手くとれているとはいえないため、些細なミスがとり返しのつかない事態に発展する可能性があります。
「上長がしっかりしている」
職員をまとめている管理者がしっかりしていなければ職場そのものが上手くまわりません。例えば、先輩が休憩していないから後輩が休憩できず困っている場合、上長が「後輩が休憩しにくいからどうしても今やらなければならないなら他の職員にまわして休憩はしっかりとりなさい」と一言注意してくれれば後輩も休憩をとりやすくなります。仕事量が偏っていないか定期的に確認し、調整するのは上長の役目です。頼りになる上長がいる職場では休憩もしっかりとれています。